胃がん

胃がんとは

胃痛

胃がんは昔から日本人に多いことから研究が進み、早期発見できれば完治が望めるようになっています。ただし、現在でも罹患者数とがんによる死亡原因で胃がんは上位を占め続けており注意が必要です。
胃がんは胃壁の内側にある粘膜の一部がかん化して、無秩序に増殖することで発生します。最も内側にある粘膜と、そのすぐ下の粘膜下層にとどまるがんが早期がんであり、がんが大きくなって粘膜下層を超えて深く広がった状態が進行がんです。進行すると、胃壁の外側にがん細胞が散らばる腹膜播種を起こすこともありますし、がん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って離れた臓器で増殖すること(転移)があります。進行する前に発見、切除できれば根治が可能な疾患ですので、特にピロリ菌罹患歴がある方は定期的な検査が望まれます。

胃がんの症状

説明早期の胃がんは自覚症状に乏しく、進行してもはっきりとした症状を起こさないケースもあります。また、症状が現れる場合も、多くは胃やみぞおちの痛み・不快感・違和感、胸焼け、吐き気、食欲不振などであり、胃炎などの疾患で生じる症状と共通しているので軽視されてしまうことがよくあります。また、吐血や黒いタール便などが起こることもありますが、これも胃潰瘍の症状と共通しています。実際に、胃炎や胃潰瘍を疑って受診し、胃カメラ検査を受けて胃がんが発見されることも珍しくありません。進行すると、つかえ感や体重減少、貧血などを起こすこともあります。
市販薬でも解消できる症状であっても、症状が続く場合にはできるだけ早く当院までご相談ください。

発症リスクを上げる要因

ピロリ菌感染

ピロリ菌に感染すると多くが萎縮性胃炎を引き起こします。さらに、胃粘膜が腸の上皮に変わってしまう腸上皮化生が生じる方がいます。こういった慢性炎症を経て、胃癌が発症します。日本人がかかっている胃癌の98%はピロリ菌感染によるものと報告されていますので、萎縮性胃炎が悪化する前にピロリ菌を除菌することが重要となります。

ピロリ菌

喫煙

喫煙は胃がん発症のリスクを上昇させることがわかっています。報告にもよりますが1.6倍ほど上昇するとした報告があります。

食塩の過剰摂取

日本人は塩分摂取量が多く、塩分を多く含む食品を好みます。塩分量の多い食品をよく食べる方に胃がん発症率が高いという調査データが報告されたことがあり、高塩分食品の摂取は胃がんのリスクファクターと考えられています。

胃がんの検査方法

胃カメラ

胃カメラ胃がんの検査には、胃カメラが有効です。口や鼻から内視鏡スコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接、詳細に確認できる検査です。自覚症状のない早期胃がんを発見可能な検査であり、当院では、経験豊富な内視鏡専門医が丁寧に検査を行っています。検査中に毛細血管の分布や粘膜の構造、炎症などの状態を確認することで短時間に微細な病変も発見可能になっています。さらに、疑わしい部分の組織を採取できますので、病理検査を行うことで胃がんをはじめとした多くの疾患の確定診断が可能です。当院では、鎮静剤を用いてウトウト眠っているようなリラックス状態の検査を行っていますので、安心してご相談ください。

胃カメラ

住所 板橋区高島平1丁目55番5号
シャトー・ドゥ・ペール2F
電話 03-6906-7470

内科・消化器内科

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内視鏡検査
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皮膚科・美容皮膚科

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